【2026年5月】CCNA合格体験記

本記事では、CCNA受験に際して、勉強方法や失敗談をお伝えできればと思います。

もくじ

  • 受験に至った経緯
  • 勉強方法・勉強時間
  • 反省点
  • 難易度
  • 受験を控える人たちへ

はじめにお伝えしておくと、一度目の受験では不合格という結果で、高額な受験費(46,860円)をドブに落としています。

【結果(1回目)】
Automation and Programmability : 80%
Network Access : 10%
IP Connectivity : 60%
IP Services : 60%
Security Fundamentals : 60%
Network Fundamentals : 45%

Result : Fail

その後勉強方法の見直しをして、2度目の受験でギリギリ合格することができました。

【結果(2回目)】
Automation and Programmability : 60%
Network Access : 60%
IP Connectivity : 76%
IP Services : 50%
Security Fundamentals : 87%
Network Fundamentals : 65%

Result : Pass

それなりに勉強時間も投下したため、 ”魔法” や ”裏技” のような情報は出てきません。そこは期待しないでください。

ただ、「私のような凡人でも合格できるんだぞ」という記録を残すことで、勉強中の人たちに勇気を与えられればという思いで執筆しています。
前置きが長くなりましたね。本編に入ります。

受験に至った経緯

はじめに私自身の受験申し込みをした当時のレベル感をお伝えします。

  • エンジニア歴:2年9か月(※)
  • ネットワーク知識:断片的、TCP/IPの説明怪しい

以上の通り。実務では少しだけネットワークはかじっていました。知識としては、これまでに取得したIT系の資格の中に現れたネットワーク知識をふんわり覚えている程度です。

※エンジニア歴といってもはじめの1年は工事統制業務の案件(!?)に参画して、コールセンターみたいな仕事をしていたため、エンジニアっぽい業務をほとんどしていませんでした。そのため、実務経験は1年9か月と思ってもらって構いません。

晴れて、現在参画している案件でようやくインフラっぽいことをやらせてもらっているわけですが、、全く話についていけません。エンジニア同士の会話では暗黙知のようなことが何一つわからないのです。後ほど用語の意味を調べてみると、結構な割合でネットワーク系の用語が飛び交っていることに気づきました。

そこで、ネットワークの知識を体系的に身に着けて少しでも会話についていけるようになりたいと思い、CCNAを受験することを決めました。
プラスで、私の所属する会社は資格支援金制度があり、合格すれば受験費を負担してくれる上に報酬金も出るため、頑張ってやろうという気持ちでした。一応給与UPも期待して(←最重要)

勉強方法・勉強時間

次は勉強方法と勉強にかけた時間についてお伝えします。
使った教材は以下です。

【ウズカレ式】1週間で「ネットワークの基本知識」が全て学べる講座<CCNA試験最短合格講座>シスコ技術者認定教科書 CCNA 完全合格テキスト&問題集ping-t

ネットで調べれば一番に出てくるといってもいい王道の教材たちですね。
フェーズごとに私の勉強方法をお伝えします。

①動画講義を通し見

まず、約1か月でUdemyの動画講座を一通り見終えました。どんな内容が出るかをざっくり把握するためのフェーズで、主に朝時間を使って学習しました。倍速再生の機能がついているため、基本的に1.5or1.75倍速で見ていました。理解が難しい箇所は等倍で聞いて、それでもわからない場合は一度戻ったり、AIに質問しながら学習しました。
※時間の都合で最後のおまけのセクションは見ていません。

動画通し見だけで1か月も使っているところからお察しのとおり、かなりゆるーくやっています。動画視聴時間でいうと30時間くらいなので、勉強時間としては調べる時間を含めて35時間くらいだと思います。この時点で試験まで残り24日です。

②白本に付属の模試と章末問題を解く

試験まで残り1か月を切ったこともあり焦りを感じはじめ、ここでようやく自分のレベルがどんなものか測るため模試を解き始めました。CCNAは過去問非公開のため試験形式で実力を図りたい場合は模試を入手する必要がありますが、以前に購入だけしていた「シスコ技術者認定教科書 CCNA 完全合格テキスト&問題集」(所謂白本)に模試2回分がついていたことを思い出し解いてみることに。
1回目の結果は以下の通り。

模試①:44 / 100
模試②:50 / 100

まあ予想通りボロボロでしたね。。。
前項の動画学習で一通り ”理解したつもり” でいましたが、アウトプットをしてこなかったため大部分の知識が抜け落ちていました。特にコマンドや細かい規格を問われる暗記系の問題については壊滅的でしたね。。

ここからは本番をより意識して、テスト形式によるアウトプット重視の勉強法にシフトしました。
試験までに具体的にやったこととしては以下のとおりです。

  • 模試の不正解&勘で当たってしまった問題の復習
  • 模試の問題の反復解き直し
  • 白本の章末問題を1周
  • 丸暗記が必要な項目(各種規格やコマンドなど)の暗記

試験までの1か月弱は、上記の項目をAIや暗記アプリ(私はankiを使っていました)を活用しつつ学習しました。
ここでもできるだけ ”試験に合格するための勉強” ではなく、きちんと仕組みや本質を理解することを心がけていました。納得できない箇所はしつこくAIに質問したり、白本を使って背景知識も含めて調べたりしていました。

試験直前の状態としては、模試2つは正答率100%まで反復して、ある程度周辺知識も理解しているくらいのレベル感。章末問題の方は、正答率100%になるまで反復したかったのですが時間切れ。1周さらっただけです、かなり抜けがあったと思います。暗記物は正直ほとんど覚えられていませんでした。試験直前に詰め込んで短期記憶でやりすごそうという感じでした。

このフェーズは勉強時間で言うとざっくり1日1時間くらいのペースだった気がするので、合計30時間弱くらいだと思います。

③シミュレーション問題&暗記物対策(前夜〜当日)

さて、時は試験前日。ここまで目を瞑り続けたものがあります。それはシミュレーション問題です。
スキマ時間で手を付けづらいのと、「シミュレーション問題を捨てたけど受かった」という声をネットで見かけたこともあり、全く手を付けていませんでした。
※後の失敗談で語りますが、ここが最大の敗因だと思っています

さすがにノー勉はまずい、当たりをつけられるくらいはやっておこうという思い、付け焼き刃で勉強することに。ウズカレテストのCiscoコマンドのセクションをざっとさらいました。シミュレーション問題には部分点もあるということも聞いていたため、0点はまずいという思いもありました。

しかし、やってみて思ったことは「これ無理だ」です。1日でどうにかなるものではありませんでした。今までの演習の中でコマンドもでてきているので、ある程度勉強すればいけるだろうと思っていましたが間違いでした。
早々にあきらめて寝て、試験当日の朝に主要ポート番号や、システムログのレベル、AD値などの暗記物を詰め込んで試験に望みました。
前夜〜当日の勉強時間として合計4時間程度だと思います。

反省点

ここが本記事のミソです。
冒頭でも触れた通り1回目の試験は不合格でした。結果を再掲します。

【結果(1回目)】
Automation and Programmability : 80%
Network Access : 10%
IP Connectivity : 60%
IP Services : 60%
Security Fundamentals : 60%
Network Fundamentals : 45%

Result : Fail

試験前は「あわよくば」と思っていましたが、試験中はほぼほぼ落ちることを確信してましたね。。最初に連続してシミュレーション問題が4題出題されたのですがさっぱりでした。ipルーティングの設定がちょこっとできたくらいで、残りは全滅だったと思います。
シミュレーション問題以外の問題も確信を持って答えられたものが少なく、全く手応えがなかったので、最後の結果が表示される前の試験終了をクリックするのが憂鬱でしたね(笑)

ただ、周りに受験することを口外していたため引き下がるわけにはいきませんでした。落ちた翌日に再受験の予約をしました。時間を空けたら記憶が飛ぶと思ったので、3週間後に設定しました。
ただ、同じ作戦でいっても落ちることが目に見えていたので、まずは反省点を分析しました。

【反省点】
・出題分野の得点配分の確認が甘かった
・シミュレーション問題の対策が甘かった
・そもそもの演習量が少なかった

ここに尽きると思いました。一言でまとめると「事前リサーチとアウトプット不足」ですかね。
ということで改めてしっかり、出題分野の得点配分を確認しました(今更感)。

参考:CCNA 試験 v1.1(200-301)

これを見るとNetwork Accessの配点が20%(2026年5月時点)となっており、重要度の高さがわかります。一番足を引っ張っていた項目(正答率10%)です。Network Accessの中身を見るとシミュレーション問題が大きな割合を占めていそうな雰囲気を感じました(注:実際のところ不明)。

シミュレーション問題の重要性に気づいたため勉強しないといけないのですが、どうやって勉強したらよいか分かりませんでした。前夜に一通りさらったウズカレテストのciscoコマンドのセクションは1問1答形式のため、本番の一連の流れを設定する形式の対策にはならないと思ったからです。
とはいえ、Ciscoが提供するPacket Tracerを使って1から環境構築してハンズオン学習する時間もない。。

演習量もこなせて、本番さながらの環境でシミューレーション問題の対策ができる教材はないのか??と探していたところたどり着きました。

そう、ping-tです(今更感)

実際に使ってみてping-tの強さを実感しましたね。解説は詳しいし、問題量も豊富だし、何よりシミュレーション問題の質がとても高いと感じました。個人的にはシミュレーション問題対策だけのために1か月契約しても良いと思えるレベルでした。

ここで、シミュレーション問題の対策をすること自体がめちゃくちゃ理解度を深める学習方法だなと感じました。実際にコマンドを打って各種設定をするアウトプット学習なのでかなり記憶にも定着しました。冗談抜きで、何よりもまず先にシミュレーション問題の対策をするのが効率的なのでは?とも思いました。

この3週間はひたすらping-tで演習を繰り返して、シミュレーション問題については頻出項目(vlanの設定やipルーティングなど)を中心に3周、ピックアップ問題を400問をミスなしにするくらいまで回しました。本当はピックアップ問題全て(1000問程度)ミスなしになるまで回したかったのですがタイムアップでしたね。。

繰り返しになりますがここでも ”試験に合格するための勉強” ではなく、きちんと仕組みや本質を理解することを心がけていました。ネットワークの知識はエンジニアやってれば一生物だと思いますし。

※余談になりますが、アウトプット重視の学習をし始めて、私自身動画講義はあまり向いてなかったなあと感じました。もちろん大枠を理解するには役に立ちましたが、集中力がなくても流れていってしまう動画の特性上、勉強した気になってしまったのです。動画講義による学習をするなら、テストによるアウトプットも必ずセットで行うなど工夫が必要だと感じました。

そして再試験2日前。今の実力を測るべくping-tで模試を解いたところ、ぴったり70%というなんとも不安が残る結果に。。
70%未満だったら試験日を延期しようと考えていたところだったんですよ。次落ちたらお金と気持ちの問題でもう再受験する余力がないと思っていたので。でもこれ以上時間を伸ばしてダラダラやっても仕方ないと思い特攻することに決めました。きっとこの70%も下振れを引いているという信じて。。。
不合格〜再受験の間も大体1日1時間くらいのペースだったと思うので、勉強時間としては20時間程度だと思います。

そして再受験の結果が以下の通り。

【結果(2回目)】
Automation and Programmability : 60%
Network Access : 60%
IP Connectivity : 76%
IP Services : 50%
Security Fundamentals : 87%
Network Fundamentals : 65%

Result : Pass

無事合格しました!というか、これ絶対ギリギリですよね(笑)
全体で見ても7割弱くらい?だと思います。
最初のシミュレーション問題4問に50分くらい使ってしまい、最後の3問くらいは時間切れで適当に選択することになったため、本当落ちたかと思いました。。でも合格できて本当に嬉しかったです。

難易度

受験を終えて感じたCCNAの難易度をお伝えできればと思います。

結論、普通に難しかったです。

エンジニアの登竜門的な位置づけに置かれることが多いような気もしますが全然そうは思いませんでした(笑)
一応、受験申し込みをした当時は、実務でインフラの仕事をしていたし、いくつかのIT資格(基本情報技術者、Oracle DB Silver、LPIC-1など)も所持、ネットワーク関連の技術書もざっくり読んでるくらいの前提知識がありました。
このレベル感で総勉強時間が約90時間・2度目にしてギリギリ合格という結果だったため、決して簡単とは言えないのかなと思いました(もちろん私自身の能力がそこまで高くないことも要因としてはあります)。
とはいえ今回の勉強法にはたくさんの無駄や回り道があったと思います。さいごに、これから受験を控える人たちへ、私が考える効率的な勉強方法についてお伝えできればと思います。

受験を控える人たちへ

勉強で意識したほうがいいと思ったのは以下です。

  • 一番はじめに模試を受けて雰囲気を知る
  • 出題範囲と得点配分をきちんと確認する
  • シミュレーション問題対策を怠らない
  • テスト形式でアウトプット重視で学習する

どれもCCNAに限った話ではないと思います。事前に雰囲気と出題分野をしっかり確認して、力を入れるべき(+手を抜いても良い)分野を特定して、記憶に定着しやすいテスト形式のアウトプット学習を軸にする、ということです。

これらを意識して学習することで、私のように遠回りせず1発合格を狙えるんじゃないかと思います。

資格を単なる称号と捉えてしまうと、本項でも度々主張してきた ”試験に合格するための勉強” になりがちです。そうではなく、ぜひエンジニアとしての成長と捉えてモチベーション高く勉強していきましょう!称号は後からついてくるはずです!

また、今勉強している人たちには、一定数存在する ”資格否定派” の意見で冷めないでほしいと思っています。もちろん ”資格否定派” が主張する「結局実務経験が全て」「優秀なエンジニアは称号なんぞなくとも知的好奇心にまかせて勝手にやる」という意見には一理あると思います。

ただ、それと同時に資格を評価してくれる人も必ず存在します。AIが普及しているこの時代こそ資格の価値が上がるという意見を持った人も見てきました。
AIは誰でも使えるからこそ、利用すること自体では差別化はできない。AIの出力の妥当性を見極めるための知識の指標として資格が挙げられる、ということだと推察しています。

そんなわけで、せっかく勉強を始めているなら最後まで走り抜いてはいかがでしょうか!

本記事は以上となります。最後まで読んでくださってありがとうございます。