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【クリプトスペルズ】ブロンズ環境が大体分かる記事|マイドー使用構築も紹介

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こんにちは、moshaです。

先月から銅杯主催者のTeramさんにより、毎日銅杯(マイドー)というブロンズレギュのコロシアムがほぼ毎日開催されています。

参考:【クリスペ】毎日銅杯 "マイドー" 10月シリーズ開催中 (10/7 up)

私も可能な限り参加させていただきまして、記念すべき初月のマイドーは最終2位を取ることができました。

1位のdadadaさんが圧倒的すぎる!!

おかげさまで先月は色々な構築を試せたり、ブロンズレギュの環境について深く考える良い機会になりました。
本記事では、マイドーを含めた今までに多くのブロンズコロシアムに参加して得た知見を共有します。

もくじ

  1. 現在のブロンズ環境について
  2. マイドー使用構築の紹介

タイトルにもあるとおり、読者の方がこれ1本でブロンズ環境がだいたい分かることを目標に執筆しました。無課金勢を中心としたブロンズ現役の方はもちろん、上位レギュを中心にプレイしている、しばらくブロンズレギュに触れていなかった方にも読んでいただけると嬉しいです。それではいきましょう。

現在のブロンズ環境について

ブロンズレギュにおける個人的文明Tierは以下の通り。

  • Tier1:赤&緑
  • Tier2:黒&青
  • Tier3:白

文明毎に順位の理由や、どんな構築が存在するのか見ていきます。

Tier1その①:赤文明

ブロンズといったら赤文明。これに関しては普段ブロンズレギュに触れない方でも周知の事実かと思います。
火山、燃焼死体、イグニス、雪国などなど他文明に比べて専用カードが優秀すぎます。

特に火山が凶悪で、このカードのせいで痛みの騎士や悪魔崇拝者が採用されるレベルです。

魔炎、煉獄、業火の嵐を筆頭とした除去札も豊富で、デカブツにも横展開にも対応可能。

極めつけは灼熱弾、伏兵といったフィニッシャーも揃っていること。特にブロンズレギュでは優秀な中立ソルジャーが多いので、伏兵との相性も抜群です。

フレイラに関してはCSも他文明に比べて破格の性能です。闇討ちでアグロ寄せにするのもよし、暗殺で安定を取るのも良し、対青白には蠍でじっくり戦うのも良し。

特に暗殺が強すぎで、魔炎、煉獄とあわせて除去性能で右に出る文明はありません。赤以外のコントロールデッキは人権がないとすら思えてしまします。

よく見る構築

多少の構築の違いはあれど、環境の大多数がゴーレム、灼熱弾、伏兵などを採用したフレイラコンです。
やはりこれは初代銅人王のminさんの影響が大きいかと思います。私も迷ったらこの構築をベースにしたデッキを使っています。

参考:【クリスペ】銅杯2022レビューならびに入賞者デッキ解説

マイドー優勝者であり、ブロンズ最強決定戦赤の部でも優勝されているdadadaさんはスタッツ重視の構築を組んでおり、むじょるの採用が特徴的です。以下の記事がとても参考になります。

参考:第1回 最強のブロンズ王は誰だ 赤文明優勝デッキ解説

この他にも花火、死体、イグニスを採用したバーン系アグロやソルジャーバフを生かした盤面型のアグロも一定数存在します。私は参加できませんでしたが、直近の大型ブロンズ大会の秋銅の優勝者はバーン系アグロのデッキタイプを使用していたみたいです。

Tier1その②:緑文明

ブロンズレギュ最推し色。個人的には赤よりも僅差で強いと思っています。蔦やバフを絡めることで全文明中トップクラスの盤面制圧力を持ち、フィニッシャーとしてミノや巨大化を持ちます。

リュラのCSの聖典がチートであるのは言うまでもなく、アルベリッヒの倍化に関しても白青に対しての処理性能がえぐいです。

フレイラコンはゴーレムを引けないと、ミラー戦でもたついたり、黒コンを筆頭とした大地デッキにワンチャン持ってかれることもあるため、安定性と処理性能に関しては緑が勝っていると感じます。
赤や黒に対しても、対面が相当緑に対策を寄せていない限りは風纏いのエルフを絡めた無限展開についてこれないため、五分以上はついてる感覚です。

よく見る構築

細かい構成に違いはあれど、アグロ〜ミッドのフェアリー軸のリュラが環境の大部分を占めます。6CS倍化が強力なアルベリッヒも一定数存在します。
余談ですが、ブロンズ環境で赤ではなくわざわざ緑を握ってるプレイヤーは上級者が多いイメージ。毎回のようにブロンズコロシアムで優勝されているshinさんも緑の使い手です。

赤には五分、黒には微有利、その他には有利をつけておりとても安定感があります。
私もマイドーで優勝した回のほとんどはアグロリュラを使用していました。次節で紹介します。
ビースト軸やゴーレム入りの遅めの構築はほとんど見ません。やはり大量ドローやバフを活かせるフェアリー軸のアグロが圧倒的に多いです。

Tier2その①:黒文明

赤緑に抗えるけどあと1つ物足りない黒文明。赤にもゴーレム勝負を制すれば大地まで粘って勝つこともあるし、緑の巨大化に対しても死靈の導きがあるため凌ぐことが可能です。

CSもリッチに関しては癖がなく使いやすいし、アミルもティンカーベルを引ければ怪物化を使用することで後1グレンデルという強行動もあるので悪くない。

ただ、青への処理性能で上位2色に劣ると思ったのでこの位置にしました。後述する青アグロに対して轢かれることが多いと感じたためです。

よく見る構築

よく見かけるのは、ゴーレム、大地入りのコントロール系のリッチです。回復、除去が豊富で屍の魔術師のいる黒が一番大地プランを取りやすいことが理由だと思います。緑はややきついですが、赤にはゴーレムを引ければ全然いけます。

次点で多いのは、アッパーされた怪物化を利用してグレンデルで殴りまくるアグロアミルです。早期の怪物化が決まればどのデッキに対しても勝つポテンシャルを持ち、上振れ値が非常に高いです。それでもフレイラの暗殺がキツすぎますが…
私もマイドーやいつくかのコロシアムで使用して、それなりの結果を残せたので次節で紹介します。

Tier2その②:青文明

謎に強者に好まれがちなのがブロンズ青。雪だるま、雷魚、グラシエスなど低コストのユニットが優秀で、ボトルも合間ってリソースかつかつなブロンズ環境においても、手札切れを起こしずらいので安定感があります。

加えてシーラの8CSがとても優秀で、最後一押から試合を長引かせることまで可能。構築の自由度は高めです。

ただ、この位置においたのはTier1の赤緑がキツすぎる点。青文明で十八番なはずのコントロール系を組むと暗殺、魔炎を持つ赤がどうしてもキツすぎます。緑に対しても展開巨大化を1ターンでされると、赤黒と違って対応札がないに等しいためキツイです。
対黒は経験が浅いため何とも言えませんが、後述するアグロなら押し切れそうな印象です。

よく見る構築

おじいちゃんもゴーレムも入っていない、手札使い切りのアグロシーラが多いです。盤面はあまり重視せず序盤から顔を詰め、息切れしたところで雷魚や、洞窟、8CSから回収したライトニングボトルで押し切る感じのやつ。

まともなAOEがないため(マグマボトルは不確定なので除く)、盤面を放置するとそのままバフで持っていかれる緑には不利。赤には火山を引かれずに、ピンポイント従者を決められなければワンチャンあるが、それでも厳し目な印象。白黒には押し切れることが多いです。

その他のデッキタイプとしては、アーケロンやゴーレムを入れた少し重めの構築も一定数見かけます。緑に対しては毒吐きインプや前衛を組み込むことで前述のアグロよりも抗えますが、その分赤が絶望的になります。中途半端な構築は全部赤コンに処られるのがブロンズレギュで生き抜く上で世知辛い点です。

Tier3:白文明

ブロンズレギュにおける不遇色。まずブロンズで使えるCSが非常に弱い。そしてお得意のランプで大型ユニットを早期着地しても、赤に簡単に除去されてしまいます。もちろん緑の巨大化への回答もなし。ソルジャーアグロや反撃構築を組もうにも、パーツとなるスペルが多すぎてまったく安定しません。あのトッププレイヤーのもちさんもサジを投げる始末です。

お通夜ムードではありますが、まだ何とか戦えそうだと思っているのがランプカードを月光だけに絞ったグッスタ七並べデッキです。以下のようなやつ。

カードゲームあるある?の4コスからカードパワーが一気に上がるのはクリスペでも健在のため、4コスを多く採用しています。これにより2T目月光が決まればそのままこちらのペースに持っていけます。暗殺を早期に切らせ、ティラノと0CSの回復を使って盤面を取りつつ顔を詰めていく戦法です。

槍撃はゴーレム、ホル門を3コスで取れるため強力。ホーリーボルトとインプで多少緑に抗おうとしてます(勝てるとはいっていない)。

よく見る構築

ほとんど見ませんが、強いてあげるならランプオク、反撃ジーク、ソルジャージークあたりでしょうか。
ただ上のどのデッキタイプも、赤緑が絶望的です。
このブログをお読みの方々、白の強構築いつでもお待ちしています。

マイドー使用構築の紹介

本節では先月(2023年9月)のマイドー使用構築を解説します。
まず使用リスト1つ目は以下。

こちらは記念すべき1回目のマイドー(9/1)及び、先々月のオニキスブロンズ杯で無敗優勝できた構築です。
使用リスト2つ目は以下。

こちらはそれ以外のマイドー優勝構築(計4回)です。それ以外のブロンズコロシアムでもいくつか優勝していたハズ。

はじめに上2デッキの構築経緯について書きます。

構築経緯

前節でもお伝えした通り、ブロンズ環境の大半はゴーレム入りのフレイラコンです。ほぼすべてのデッキに対して五分〜有利を取ることができ明確な不利マッチは存在しないと思っています。
ただ上記の相性は、中盤までに少なくともゴーレムを1枚引けている前提です。
逆にこのゴーレム依存が本デッキタイプの唯一の弱点。ゴーレムの引きが遅いと、(対面ゴーレムを引けている)ミラー戦や黒大地にほぼ勝ち目がありません。
以前に開かれた全員min杯に参加された方は、身をもって感じたかと思われます。

参考:【このイベントは終了しました】2/3(金)開催 銅杯協賛大会「全員min杯」のお知らせ

底10に2枚とも眠ると、最悪グッスタ系の白青にポロっとやられたりもします。

そこで、このストレスを排除するべくゴーレム依存しないデッキを組もうと思ったことが本構築の経緯。さらにコロシアムの仕様上、ブロンズレギュの大会は制限時間が1〜2時間程度のものが多いため、できるだけ対戦回数を稼げるアグロデッキに絞りました。

  • ゴーレム依存のない安定した構築
  • 制限時間の中で対戦回数を稼げる

上記をテーマに構築しています。

では個々の構築解説を簡単にします。

アグロアミル

2CSアミルの怪物で序盤から殴りまくる構築。ドロソを多めに積んでいるため、毎回底10くらいまでデッキを掘れます。

構築のポイント

採用した天使ユニットは、仮に怪物化しなくても十分強いカードに絞っています。崇拝者、ホル門は言わずもがな、ティンカーベルは消化とのくっつきも良いですし、ホルスは2/2/3というだけで十分強いです。

バーンのない盤面形成型のアグロなので、悪魔を多めに採用しオルフェウスを入れているのも特徴です。

対緑への耐性を高めるために、毒吐きインプとダークエルフをピン差ししています。それぞれ種族が悪魔、天使であることもポイントが高い。

立ち回りのポイント

後1や先2で早期怪物化が決まったら、グレンデルは顔のみでOK。おじいちゃんも火山も無視します。5点パンチでいかに稼げるかが勝負。変におじいちゃんを取って暗殺で返されるのが一番馬鹿らしいです。トレードはその他のユニットでするよう心がけます。

余談ですが、おじいちゃんの処理意識が強すぎるプレイヤーが多いなと思ったりしてます。やれることが限られるブロンズレギュにおいて、早期ターンに1ドローさせるくらいはやむを得ないと思っており、本デッキの場合圧倒的に

相手に1ドローさせる<顔を5点詰める

なので無視でOKです。

屍の魔術師もグレンデルほどではないですが基本顔でOK。このカードは相手に割らせることで大きなアドを得られるカードです。本デッキの場合オルフェウスもいるので悪魔の生存率を上げるという意味でもなおさらです。

アグロリュラ

聖典の法外ドローを利用した無限展開のアグロデッキです。こちらも毎試合底10くらいまでは安定して掘れます。

構築のポイント

基本戦術は常に盤面有利をとり、遠吠えや巨大化のバフで畳み掛けるというシンプルなもの。聖典を有効利用するためにドロソに卵を採用したり、2コスを多めに採用しています。特に、本デッキの図書館の魔女は聖典や遠吠えのパーツになるのでとても優秀です。

赤黒のAOEによって形成した盤面を返されたとしても、突ミノと6バロンが最後のひと押しをしてくれます。風纏いのエルフで再展開することも可能。

1コスはエルフは確定として、火山への耐性が高く、バフとも相性の良い痛みの騎士を採用しています。緑ミラーにもかなり強く出られます。

立ち回りのポイント

あまりないですが、対赤で意識することについて。基本的に赤コンは煉獄1積みが主流なため、5T目までは盤面を意識しますが、6T目以降は基本顔でOK。バフして盤面を取った結果煉獄でリセットされてしまうのはもったいないです。逆に煉獄を切らせた相手に対しては、エルフ→巨大化エンドの択も全然あり。

ミラー戦はフェアリーをできるだけ残さず除去すること。相手に肥大化を有効活用させないことを意識してました。

あとは聖典は3ドロー以上を目指すことくらいです。基本に忠実にプレイしていけばいつの間にかリソース差がついて勝ってることが多いです。

どちらも自信作なので、ぜひマイドーやその他コロシアムで使用してみてください!

謝辞&宣伝のコーナー

本記事の執筆にあたり多くの方の記事やポストを参考にさせていただきましたので、勝手に紹介させていただきます(怒られたら消します)。

  • Teramさん:銅杯主催者でありブロンズレギュを盛り上げている第一人者。控えめ言って神。
  • minさん:初代銅人王。今流行りのフレイラコンの基礎を作った方。
  • shinさん:ブロンズ緑の名手。ブロンズコロシアムの優勝常連。
  • dadadaさん:第一回マイドー優勝者であり赤の名手。ハースプレイヤーはだいたい変態的に強い(褒め言葉)
  • もちさん:デッキ構築の名手、どの文明を使わせても強い。今回の超ドローアグロを作ったきっかけになった方。
  • やんぐさん:黒使いの第一人者でありオニキスギルドマスター。最近ブロンズにも力を入れられています。

そして、本記事公開月(2023年10月)はブロンズレギュの大会であるシュウドーサニーゴ杯がサニーゴさん主催のもと開催中です。

参考:シュウドー サニーゴ杯🪸(10月 ダイヤギルドイベント)

一緒にブロンズレギュを盛り上げていきましょう!

 

本記事は以上になります。
最後まで読んでくださってありがとうございます🙇‍♂️

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