mosha blog Written by mosha(モシェ)

【クリプトスペルズ】赤ソルレポート|デッキ紹介と立ち回り解説

GAME

こんにちは、赤ソル研究員見習いのmoshaです。
2024年3月チャレンジカップL級にて、自身最高順位の2位を取ることができました!!

参考:2024 Challenge Cup March

普段よりも参加人数も少なく、赤が無制限だったのが追い風でした。
まぐれ感が否めませんが、せっかくの新構築なので備忘録として残そうと思います。

目次

  1. 構築経緯
  2. 構築概要
  3. 採用カード紹介
  4. マッチアップと立ち回りのポイント

全体的に赤ドラと比較することが多くなると思います、悪しからず。

構築経緯

ここ約半年間、正直L級の赤デッキ研究をサボっていました。いや、完全にサボっていたわけではありません、新しい構築を組んでも赤ドラの劣化しかできあがらなかったのです。私はこれを「それ赤ドラでよくね?」現象と呼ぶことにしました。ブロンズ研究にどっぷりだったのも赤研究がおざなりになっていた要因でもあります。

※半年前にあげた赤ドラ記事はこちら。グラウンドゼノ発行前ですが現在と見解はほぼ同じです。そろそろ赤ドラ記事も更新したい…!
参考:【クリプトスペルズ】赤ドラレポート|デッキ解説と各レギュにおける立ち位置

今月は久々の制限解除ということで当初はフルパワー赤ドラでチャレカ優勝を狙おうと思っていました。しかし、辺りを見回せば赤ドラばっかり…ミラーはやりたくないのと、「特性:天邪鬼」が発動してしまい急遽路線変更。まだ赤文明の顔である赤ソルを使ってないじゃないか!赤ソルはサファイアギルマスのNoelさんにより完成されたリスト(以降:Noel式)が公開されているため、あまり積極的には研究してきませんでした。

ただ、このリストが公開されてからしばらく経ち環境も大きく変わりました。銀シルヴィアも最近購入したこともあり、赤界隈に一石を投じるならこのタイミングだなと感じ、追加で金シルヴィアとルチアを借りていざ出陣です!

構築概要

使用リストは上の通り。CSは闇討ち、暗殺、計略。以下マナカーブ。

種族(主にソルジャー)バフを利用した盤面形成型のアグロデッキです。Noel式はソルジャーに振り切った構成ですが、今回紹介する赤ソルはソルジャーシナジーを少し落として、代わりにドラゴンシナジーを追加した感じ。
赤ドラを使っていると、序盤のゼノ、龍炎陣、ミレニナの動きが凶悪すぎて3T目までに決着がつくことも少なくありませんでした。赤文明に与えられしこの理不尽ムーブを押し付けられるのが赤ドラだけでは勿体ないと感じ、赤ソルにも組み込んだ次第です。この3枚は赤ドラパーツといったものの、ゼノ、龍炎陣は単体でも十分強いし、ミレニナに関してもゼノに加えユナベビも採用しているため、3/2/3でしか出せなかった場面は少なかったです。

マッチアップとしては赤ドラよりも対青白が楽になって、緑がかなりキツくなります。赤ドラに比べてどうしても安定性は落ちますが、回転率及び上振れ値は赤ドラよりもはるかに高いのでこっちのほうが好みという人もいるかもしれません。
プレイ難易度は赤ドラよりも難しめに感じました。対面次第で戦い方がガラッと変わったり、顔と盤面のバランスがムズかったり。あとリーサル逃しが多発する(算数できない)。

赤ドラと比べるとざっくりこんな感じです。一長一短あって良い住み分けができてると思います。

採用カード紹介

全カードの解説をすると膨大になるので、核となるカードや特徴的なカードに絞ります。

グラウンドゼノ(確定枠)

ドラゴンシナジーその1。メインの役割はミレニナ用のベビドラ回収と暗殺発動の安定。序盤に龍炎陣と合わせられれば儲けもの。基本ベビドラは盤面に出してOKですが、対ミレニナ入りの赤やこちらの手札にミレニナが見えている場合温存したりもする。

ピアーレの料理番 シルヴィア(確定枠)

赤ソルの1コスといえばこいつ。打点の底上げにも有利トレードするためのバフにも使えます。ATK1ソルジャーにバフをかけてグラナや0/3土地を取れるのが強い。序盤はソルジャーバフよりもドラゴンバフを警戒するプレイヤーが多いため、序盤の盤面の取り合いで有効利用できるケースが多いです。

ユナとベビードラゴン(確定枠)

ドラゴンシナジーがあるので1コスソルジャーの中では最も優先度が高い。1T目に置くと、相手視点赤ソルか赤ドラが判別できないのも地味に偉い。

痛みの騎士(自由枠)

先1で出せたときのアドがすさまじい。鉄壁とバフの相性もグッド。この枠は魂なき兵士やフェンサーでもよい。魂なき兵士だと場持ちがよくなるためデバフ-1の多い黒に対して強くなり、フェンサーだと暗殺が使いやすくなるため安定性が上がります。現環境だと痛みの騎士が一番良さそう。

龍炎陣(自由枠)

ドラゴンシナジーその2。ドロソ兼ベビドラバフ専用機。前節でも触れたとおりゼノ→龍炎陣の壊れムーブを取れるよう入れているのもありますが、単純に鮮血×2、グラナ×2のドロソ4枚体制だと足りないと感じたため採用しています。この枠はお好みで、ソルジャーに寄せたいなら前述のとおり魂なき兵士やフェンサーにするのもよし、ドロソが足りないと感じるなら、マリア・アイを入れるのも面白いと思います。バフが足りないと感じるならピンの襲撃を2枚にするのもアリ。

忿炎 イフリータ(自由枠)

0/3土地&1/1軍勢の処理速度を上げるため、また暗殺とのシナジーを考えて採用。当初この枠はライフルドワーフにしてソルジャーシナジーを意識していましたが、赤青に先1土地を置かれる展開がきつすぎて、どうしてもイフリータが欲しくなってしまいました。とはいえこの枠はお好みでよいと思っており、ライフルドワーフ、熱風の兵団、2バロン、襲撃2枚目あたりも試す価値あり。

竜乗りのミレーヌとニナ(確定枠)

ドラゴンシナジーその3でありスタッツお化け枠。横の攻めが強い赤ソルですが、ミレニナがいるだけで縦の攻めも可能になる。残念ながら現環境の赤ミラーはどちらがミレニナを先に出せるかのゲームなので、赤ドラが横行しているこの環境で入れない選択肢はないと感じています。他色に対してもバフ関係なくイージーウィンが狙えるので、(ゼノ・ユナベビとセットで)確定枠としました。

マッチアップと立ち回りのポイント

本節では、各色のマッチアップと立ち回り、マリガンについて触れていきます。

対赤

対奮迅、フレイラ赤ドラともに微不利。ミラーは先行引けないとかなりキツイ印象。現環境のフェルトゴルトはほぼほぼ奮迅ですが、赤ソルがばれてると掃射を選択されることもあるので、可能な限りユニットのライフは3以上を意識します。対フレイラ赤ドラは、きれいな双頭のドラゴン着地を許さないのが重要、4T目のミレニナやゼノは基本無視します。

CSは先行は闇討ち、後攻は暗殺にしてました。安定を取りたいなら先行も暗殺でもよいかと思いますが、先行闇討ちは重要札を抜ける可能性が高く、そのまま流れで持っていける試合も多かったので私は闇討ち派です、ここはお好み。逆に後攻は暗殺を選ばざるを得ない。理由は先1ゼノされたときに、闇討ちでベビドラを抜くという事故が発生するのと、後攻だと序盤対応側に回されることも多いため、ミレニナを1回捌く展開になりやすいため。

【マリガン】
先行:1コス(※)、グラナ、シェリー、ミレニナ
後攻:1コス(※)、2コス、ミレニナ、大佐
※銀シルは他の1コスソルジャーとセット、龍炎陣はゼノとセットでキープ

対青

宝船シーラ、転換サイラスともに微有利。どちらのカードも先行有利、後攻は五分なのでトータル微有利にしました。赤ドラよりも対青はだいぶ楽になります、フロスピの返しにバフがあるのがでかい。
対赤と一緒でCSは先行は闇討ち、後攻は暗殺にしてました。理由も大体同じです、闇討ちで抜くとまずいのが先1図書館に対するグラバレになっただけ。先行の場合はベヒまで宝船を温存される展開になりずらく、後攻4にマナクリ→宝船→フロスピみたいな動きをされることが多かったです。
後は基本に忠実にビースト、魔法使いシナジーに気を付けて盤面を取りつつバフで畳みかけます。あまり対応に回りすぎるとベヒで詰むので、5T目以降は速攻+バフで詰め切れるライフまで削っておくのが望ましい。

【マリガン】
先行:1コス(※)、グラナ、シェリー
後攻:1コス(※)、2コス、大佐
※銀シルは他の1コスソルジャーとセット、龍炎陣はゼノとセットでキープ

対緑

最不利色。アイスト入りのスタン緑が一番キツイ。ここが赤ドラとは大きく異なる点です(今回のチャレカも記憶だと勝率0%だった気がします…)。
可能な限りアイストとプラハンの2点を意識しつつ立ち回ります。ライフで受けるのは豚力ミノ圏外の10点までにしたい。それ以上受けないといけない場合は大佐を立ててケア。
CSは先行後攻ともに闇討ち。

【マリガン】
先行:1コス(※)、グラナ、シェリー
後攻:1コス(※)、2コス
※銀シルは他の1コスソルジャーとセット、龍炎陣はゼノとセットでキープ

対白

天罰、反撃ジークは微有利、スタンジークは五分。序盤のアイギスへの対応札が赤ドラよりも豊富なので、対白に関しては赤ドラよりも勝率は高かったです。熱殺を採用していないので、序盤の反撃始動からのメイドはどうしようもないこともあるが、そこは事故と割り切り。眼光で致命傷にならないようトレードしつつ、フリッカで詰まないよう盤面を形成するのがポイント(これができれば苦労しない)。
CSは先行後攻ともに闇討ち。

【マリガン】
先行:1コス(※)、グラナ、シェリー
後攻:1コス(※)、グラナ、シェリー、大佐、シブキ
※銀シルは他の1コスソルジャーとセットでキープ、龍炎陣及びゼノはセットでキープ

対黒

スタンリッチ、アグロ寄りアミル共に五分。黒雷2、クルアッハ1構成に対しては微不利。対黒はエリスぺ警戒でライフ1を盤面にできるだけ残さないよう立ち回ります。黒雷のターン前にいかに盤面有利を取れるかが鍵。最不利色候補と思っていましたが、謎に赤ドラよりも勝率高かったです(たまたま上振れただけ説)。
CSは先行後攻ともに闇討ち。

【マリガン】
先行:1コス(※)、グラナ、シェリー
後攻:1コス(※)、グラナ、シェリー、大佐
※銀シルは他の1コスソルジャーとセット、龍炎陣はゼノとセットでキープ、後攻時痛みの騎士は返す

 

いかがでしたでしょうか。
今回は久々のL1新構築ということで、張り切って執筆しました(疲れた)。まだまだ改善の余地があると思っており、根強い赤ソルファンによる更なる開拓を期待しています。
rukiさんが今回チャレカで使用されていた赤ソルも強そうですよね。金シルもですがトリスもほしい、、、

これまでに当ブログでは無敵軸から始まり、赤ドラ、知謀、赤ソルの構築を紹介してきました。残るは今ガバナンスを賑わせているは赤b、、、

「それ赤ドラでよくね?」

 

本記事は以上になります。
最後まで読んでくださってありがとうございます。

関連記事