mosha blog Written by mosha(モシェ)

NFTとは?【特徴・活用例など初心者にもわかりやすく解説します】

CRYPTO

NFTを触ったことない人「最近、NFT(エヌエフティー)ってワードをニュースで耳にするけど何のこと?ただの画像が高値で落札されたみたいな話を聞くけど、本当に価値はあるの?正直怪しい・・・」

こういった疑問に答えます。

もくじ

  1. NFTとは?【3つの特徴】
  2. NFTの活用例【3つの事例を紹介します】
  3. NFTの将来性【期待大です】
■本記事の著者について
NFT投資歴10か月。現在もNFT投資をしつつ、仮想通貨関連の情報発信をしている専業ブロガー。

ちなみに私がアイコンにしている可愛い虹色のパンダは、国内トップクラスのNFTプロジェクト「CryptoNinja Partners(CNP)」のNFT作品です。

NFTはブロックチェーンを利用した技術の中でも、私たちの身近なものになりつつあります。本記事を読めば概要だけでも掴めるはず。それではいきましょう。

※「ブロックチェーンって何のこと?」という方は以下の記事もあわせてご覧ください。より理解が深まるはずです。

NFTとは?【3つの特徴】

はじめに言葉の意味から見ていきましょう。「NFT(エヌエフティー)」とは「Non-Fungible Token(ノン-ファンジブル トークン)」の頭文字を取ったものであり、直訳すると「替えが効かないトークン」です。よく「非代替性トークン」と言われたりします。

、、、と言われてもまだピンとこないですよね。

ざっくり言うと「複製や改ざんすることができない唯一無二のデジタルデータ」です。このデジタルデータは、画像、動画、音楽、ゲームアイテムなどを指します。

【読者の声】
唯一無二って言ってるけどデジタルデータなんて簡単にコピーできるよね?
特にJPEG画像なんてコピーし放題じゃん。

このような疑問を持つ人もいるかと思います。

確かに表面上コピーすることは可能です。しかし、ブロックチェーン上に紐づけられたNFTの所有権までコピーすることはできません。

ちょっと話がややこしくなってきましたね・・・

上記の解説も踏まえてNFTの特徴について深掘りしていきます。特徴は以下3つです。

  • 特徴①:替えが効かない唯一無二のデジタルデータ
  • 特徴②:取引(売買)ができる
  • 特徴③:プログラムによって色々な設定ができる

順番に見ていきましょう。

特徴①:替えが効かない唯一無二のデジタルデータ

NFTはブロックチェーン上で管理されており、それぞれに「コントラクトアドレス」と「トークンID」からなる数字の羅列が付与されています。

そして、この数字は絶対に変わることがありませんし同一の番号も存在しません。つまり「替えが効かない唯一無二のデジタルデータ」ということ。

ブロックチェーン技術は素晴らしいですね。特定のNFTがそこら中でコピーされたとしても、ブロックチェーンの取引履歴を見れば「真のNFTの所有者」がわかってしまうのです。

先ほど「表面上はコピーできるけど所有権まではコピーできない」といったのは上記の理由によります。

特徴②:取引(売買)ができる

NFTは特定の組織ではなく、ブロックチェーンによって管理されているので、ビットコインなどの仮想通貨と同じく、所有するNFTを自由に取引(売買)することができます。

NFTクリエイターとして、マーケットプレイスでNFTを売ることで、生計を立てている人もいます。

※現在最も大きいNFTマーケットプレイスは「OpenSea」です。

また、NFTは売買が可能なことから投資商品としても注目されており、コレクターだけでなく投資家も増加しています。中には何千万、何億円などで取引されるNFTもあったり・・・

特徴③:プログラムによって色々な設定ができる

NFTはさまざまな条件をプログラムすることができます。例えば「2次流通でNFT作品が売れた場合に、元の製作者に報酬(ロイヤリティ)が入るような仕組み」をつくることも可能。以下でA、B、Cさんを例にをみてみましょう。

  1. Aさんが1万円でNFTをマーケットに出す。その際、2次流通でのロイヤリティを10%に設定。
  2. BさんがAさんからNFTを購入する。(この際、当たり前ですがAさんの元には1万円が入ります。)
  3. NFTの人気が急上昇しそれに伴い値上がり。Bさんはチャンスだと思い、Aさんから買ったNFTを100万円でマーケットに出す。
  4. それをみたCさんが100万円でNFTを購入。(この際、Aさんに100万円の10%分の10万円、Bさんに残りの90万円入ります。)

上記の通り。つまり、転売されるたびにAさんは儲かるということです。クリエイターにとっては夢がある話ですよね。

ちなみにロイヤリティは、専門的なプログラミング知識がなくても設定が可能です。

NFTの活用例【3つの事例を紹介します】

次に、NFTの活用例をみてみましょう。取り上げるのは以下3つです。

  1. アート
  2. ゲーム
  3. 会員権

順番に紹介していきます。

アート

やはり外せないのがNFTアートです。多くのイラストや絵画がNFTとして売られています。

その中で特にマーケットが大きいのは、大量の画像を自動生成しそれらをNFTとして販売する「ジェネラティブNFT」です。自動生成すると言っても、全くゼロからというわけではなく、さまざまな部品をランダムに組み合わせることで生成されます。

代表的なのが初代ジェネラティブNFTであるCrypto Punks(クリプトパンクス)です。

画像の通りただのドット絵です。ただ、初代ジェネラティブNFTという歴史的価値から、かなり高額な取引がされており、最近だと約70ETH(約1,400万円)で取引されているようです(2022/7/28現在)。

ゲーム

次に紹介するのがNFTゲーム。ゲーム内のキャラクターやアイテムがNFT化されており、ゲーム外でも価値を持つようになりました。

つまり、「ゲームをプレイすることで稼ぐことが可能になった」ということ。「Play to Eaen(遊んで稼ぐ)」という考え方です。ゲーマーにとっては夢のような話ですよね。

私も実際に「CRYPTO SPELS(クリプトスペルズ)」というNFTカードゲームをやっています。このゲームの場合だとカードがNFT化されています。

※余談ですが、個人的には格闘ゲームのNFTゲームが出てきて欲しいと思っています。どうしても今のNFTゲームは資産を入れた分だけ有利になるゲームシステムなので・・・

会員権

最後に紹介するのが会員権としてのNFTです。

例えばディスコード内のチャンネル。ディスコードと仮想通貨ウォレットをリンクすることで、特定のNFTを持っていないとチャンネル内に入れない、なんて設定もできてしまいます。

私も実際に所属している「NFT Marketing Orchestra(NMO)」というNFTマーケティングのコミュニティはこの手法を採用しており、運営が発行したパスポートNFTを買うことで参加することができます。毎日NFT関連の有益な情報が飛び交っています(飛び交いすぎていて、ぶっちゃけ追いきれていません💦)。

NFTの将来性【期待大です】

ここまでお疲れ様です。さいごにNFTの将来性について書いて終わりたいと思います。

結論、長期的に見ればNFT産業が伸びる可能性は非常に高いです。

NFTに関わらず、ブロックチェーン全般における「非中央集権的で透明性があり、改ざんも不可能に近い」ことを可能にする技術は今後、さまざまなビジネス、社会インフラまでに組み込まれると思います。

最大手企業の一角であるFacebookも、ブロックチェーン技術と親和性の高い「メタバース」へ注力するという意思表明でMetaに社名を変更しています。

他にも大手ゲームメーカーのスクウェアエニックスも、NFTやブロックチェーン領域のエンタメを推進しています。

参考:スクエニ、NFTゲームの事業戦略を打ち出す

今後、免許証やマイナンバーカードがNFT化される未来も来るかもしれません。現状、NFTに関する法整備が追いついていないため、社会インフラに組み込まれるのは何年先になるかわかりませんが、期待しつつのんびり待ちたいと思っています。

 

本日の記事は以上になります。
NFTを含めweb3.0分野は今後伸びると確信しているので、日々学習・発信しつつ波が来た時に乗れるよう備えたいと思います。
最後まで読んでくださってありがとうございます🙇